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【ワンピース熟読レビュー③巻】ひとつなぎの大秘宝の正体を考察

娯楽
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ずっと自分の中で暖めてきた思いをいよいよ明かします。
ワンピース最大の謎「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」の正体。多くの人が考察していますが、未だその謎は明かされていません。
物語も終盤ですが尾田先生もだんまりでノーヒント。

私の考察は、ひとつなぎの大秘宝とはレッドラインにある!です!!!

全くの見当違いの可能性が高いですが、なぜそう思ったのかを説明します。まずはバギー戦の続きから。

以下、ネタバレ含みます!
また、考察はあくまでも私個人の意見であり、作者様の意図とは異なることをご理解下さい。

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第18話 海賊 道化のバギー

カバジとモージ(町長も)が倒され、ゾロが爆睡しているシーンから始まります。

シャンクスを知っていると話すバギーをルフィは信用していない様子。戦いはルフィとバギーの一騎打ち。悪魔の実の能力者同士の戦いにナミは唖然。バギーの仲間は巻き込まれないように死んだふりをしています。

そんな時、バギーのナイフがルフィの麦わら帽子を傷付けてしまいます。怒るルフィに更なる追い打ちをかけるバギー。麦わら帽子は無残な姿に。
「立派な海賊になって返しに来い」とシャンクスと誓った大事な麦わら帽子を傷付けられ、さらに怒りで震えるルフィ。
そしてバギーはシャンクスの帽子だと知り、唾を吐きかけ「海賊見習い時代の同士だ」と明かします。

ルフィの攻撃を「バラバラ緊急脱出」でかわそうとしますが、胴体に見事にヒット!ルフィ、怒りの一発が決まりました。

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第19話 悪魔の実

ルフィがバギーと戦っている間にバギーの宝を盗もうとするナミ。

一方、村の避難所では、なかなか戻ってこない町長を心配し、町民たちが様子を見に行くと立ち上がります。相手は海賊ですが、「町長一人の身も守れずに何が町民だ」と、覚悟を決めた様子。良い町ですね。町長の人柄の賜物です。

ルフィに押され気味のバギーが、シャンクスに恨みをもつ理由を話します。
海賊見習い時代、襲った敵船から宝の地図を手に入れたバギー。さらに売れば1億ベリーになるという悪魔の実もこっそり手に入れます。浮かれるバギーでしたが、シャンクスに急に声をかけられて驚き、口の中に隠した悪魔の実を飲み込んでしまいます
そして宝の地図も海に落としてしまう不運。
この一件以来シャンクスに恨みを持つようになったようです。

「お前が悪いんじゃん」と常識のある方は思うでしょう。私もそう思います。
ですが、バギーにとっては財宝が全て!悪魔の実を食べカナヅチになったことで、海底に眠る財宝を諦めるはめになったのです。同情の余地はある・・・のか?

そんな中、バギーの宝を盗もうとするナミがバギーに見つかり、バギーの標的はナミに。

バギーはブギー

余談ですが、バギーは元々「ブギー」という名前だったそうです。
しかし、尾田先生が映画を観ていたところ「ブギー」という人物が登場し「うわっ。一緒だっ。くそーブギーはやめだ。(この間0.2秒)バギーにしよう」という経緯があり「バギー」になったようです。
ちなみにバギーの鼻は「ピエロチックだから」だそう。

シャンクスの正体①

回想シーンでシャンクスが今後(自立した後)を語る場面があります。

「時間をかけて世界をみてまわろうと思っている。もちろん海賊として」

このことから、シャンクスは自分が特別な存在だと知っているのでは・・・それは世界の歴史にかかわることか?と推測します。
「シャンクス世界貴族説」が有力候補とされていますが、そうなれば「D」の意思を継ぐルフィとは敵同士。展開としては面白い!

尾田先生は世界貴族を「ムカつくから」という理由で不細工に描きますが、シャンクスはそうではありません。さらに五老星も。もしシャンクスが世界貴族だとすると、五老星と並ぶ立場なのかもしれませんね。

でも私はそれは違うと思います。注目すべきはシャンクスの髪の色。詳しくは「シャンクスの正体②で。

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第20話 泥棒道

バギーに見つかりピンチのナミですが、バラバラになったバギーの下半身はルフィの元。バギーは上半身でナミを攻撃しようとしますが、下半身をルフィに攻撃(?)され思うようにいきません。
ルフィは宝を置いて逃げるようナミに言いますが、ナミは自分の宝を置いていきたくないようです。

ナミの宝なの?

「海賊専門泥棒の私が、今海賊から宝を盗んだんだから、この宝は私のものだって言ってんの!!!」

「あーなるほど」(ルフィ・私)

納得出来ない(当たり前)バギーは、「バラバラフェスティバル」でさらに体をバラバラにして攻撃してきます。
宝ごとバギーを殴り倒そうとするナミでしたが、宝はバギーに取られ再びピンチに。
しかし、そこにルフィの蹴りが命中!バラバラになった体のパーツを戻そうとするバギーでしたが、胴体のパーツをナミに盗まれ、顔と手足だけの体に。

そして「ゴムゴムのバズーカー」で決着がつきました。

第21話 町

戦いが終わり町民達が到着します。
倒れている町長を見つけ、海賊にやられたんだと心配しているとこに
「あ ごめん そのおっさんはおれがぶっ倒した」
と、ルフィの素直な告白。まあ、そうなんだけども。
さらに海賊ということも明かし、町民達の標的になります。笑うゾロと怒るナミ。

町民達から逃げる最中「いい町だな!!町長のおっさん一人のために、あんなにみんなが怒ってる!」と、嬉しそうなルフィ。
そこにペットフード屋のシュシュが!ルフィ達の味方になり町民達の足止めを。おかげでルフィ達は船のある港にたどり着きました。

船にはナミに騙されたバギーの部下達がいましたが、ゾロに気付き逃亡。そこに目を覚ましたブードル(町長)がやって来ます。

「すまん!!!恩にきる!!!!」

町民達の前ではルフィ達に怒っているそぶりを見せたブードルでしたが、何も言わずに去ろうとするルフィ達に「感謝の言葉くらい言わせてくれ!」という思いだったのでしょう。

第22話 あんたが珍獣

バギーにボロボロにされた帽子をナミが縫い直してくれました。
応急処置だからと言ってるそばから、つついて穴をあけるルフィ。針でおでこを刺されます。のどかなやり取りです。

食料調達と仲間探しのため島に上陸します。無人島だと言うナミでしたが、島には奇妙な姿をした動物達と「森の番人」と名乗る謎の声が。
不思議に感じつつも進むルフィとナミ(ゾロは船で爆睡中)。
するとルフィが銃で撃たれてしまいます。「森の裁き」とのことですがゴムのルフィに銃は効きません。でもビックリするから嫌なようです。

撃ったのは森の番人「ガイモン」。体が宝箱にミラクルフィットしています。
過去、海賊をしていてこの島に上陸し、大岩の上に宝箱を見つけたが手を滑らせ落下。その際に空の宝箱にハマり気絶。気付くと仲間達に置いて行かれ、箱を外すことも出来ません。それから20年、箱にハマったまま「森の番人」として宝を守ってきたとのこと。

ガイモンが守り続けてきた宝をルフィが確認しに行きますが、宝箱は空。ガイモンは薄々気付いていたようです。仲間に誘うルフィでしたが、ガイモンは森の珍獣を狙ってくるやつらから動物達を守るため残ると誘いを断るのでした。

ひとつなぎの大秘宝はレッドラインにある?

ガイモンとのやり取りでこの世界の全貌がナミから明かされます。
「この世界に海は二つ。その海を真っ二つに両断する巨大な大陸をレッドライン(赤い土の大陸)と呼ぶ」
レッドラインとは海を割る大陸の名前なのです。
そして、レッドラインに対して直角に世界を一周する航路こそがグランドライン(偉大なる航路)

つまり、レッドラインは一つにつながっているのです。そう、ひとつなぎなのです!
そもそもなぜワンピースが「ひとつなぎの大秘宝」と呼ばれているのかが謎でした。ロジャーが死に際に残した言葉から、ワンピースは金銀財宝だと思われていましたが、十中八九違うでしょう。

グランドラインの様々な謎は本編で明かされてきましたが、レッドラインにはほとんど触れていないんですよね。おそらくワンピース最大の謎はレッドラインにある!と私は考察します。

ひとつなぎの大秘宝とは?

レッドラインとグランドラインが交わる場所は2か所。リヴァース・マウンテンと聖地マリージョア。
マリージョアはレッドラインの上にあるので、レッドラインには人が住むことが出来ると分かります。さらにマルコが「昔、赤い壁のその上に発火する種族が住んでいた」と、キングに言うシーンがあります。
それは、かつて神と呼ばれた「ルナーリア族」のこと。

つまり、レッドラインには「神」と呼ばれる様々な種族が住んでいたのでは?その種族こそが「ひとつなぎの大秘宝」、ワンピースなのでは!??と言うのが私の考察です。

その種族は世界貴族によって消され、レッドラインには世界貴族が移り住むようになったのでしょう。もしかしたら、生き残りがいたらすぐ消せるように住んでいるのかもしれません。

神と言うと太陽の神「ニカ(現在のルフィ)」がいるので、ニカの他にも様々な神がいても不思議ではないです。ワンピースは金銀財宝ではなく、世界貴族によって消された歴史(神の種族)そのものなのでしょう。

ロジャーが「財宝」と表現した理由

なぜロジャーはワンピースを「財宝」と言ったのか。
それは「D」に関係していると思います。作中「Dの意思」とよく出てきますが、「D」がつく人物は前述した神の種族の子孫。
ルフィが太陽の神になったように、それぞれ神の血を継いでいると考えられます。

ロジャーも然り。世界のすべてを知ったロジャーは自分が神の子孫だと知り、先祖の歴史を「財宝」と表現したのではないでしょうか。
「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ・・・探してみろ この世の全てをそこに置いてきた」
このロジャーのセリフの「この世の全て」は、「歴史の全貌」という意味がある!

「財宝」と表現することで世の海賊を駆り立て、自分に代わって歴史を明らかにしてくれる誰かに託したのだと考えます。

シャンクスの正体②

謎の行動の多いシャンクスですが、私が考察するシャンクスの正体は、ずばり「レッドラインに住む神々の頂点の子孫」!つまり、レッドラインを統治する者。

五老星と対談出来るのも、海軍が手を出さないのもそれが理由なのではないでしょうか。(シャンクスに手を出すと神々の怒りに触れ、それが古代兵器の復活につながるのかも)
でもシャンクスの名前は「D」がついていません。もしかしたらローのように本当はついているが明かしてないことも考えられますね。

注目したのは「赤髪」。レッドラインの土の色と一緒。
レッドラインを統治する者は代々赤い髪なのでは?違うかな?赤い髪のキャラって他にもいますしね。

でも自らを「赤髪」と名乗っているのは、レッドラインと関係があるからだと私は考察します。つまり、シャンクスは自分が何者かを知っていて、歴史の全てを知るための旅をしているのではないでしょうか?

ちなみに、ロジャーは海賊団の解散時にシャンクスに「何か」を告げて、それを聞いたシャンクスは号泣しています。
これはシャンクスが旅を続ける意味を教えたのではないでしょうか?

第23話 キャプテン・ウソップ登場

今後の航海には丈夫な船が必要だと、村に立ち寄るルフィ達。そこで出会ったのがウソップ海賊団を率いるウソップです。
ウソップは毎朝「海賊がきたぞー」と「ウソ」を叫びながら村を駆け回るのが日課です。
村の人達も慣れている様子。

ルフィ達にも「この村を攻めるなら8千人のおれの部下がだまっていないぞ」と警告しますが、すぐウソだとばれます。

船を用意できる人がいないかウソップに相談し、「カヤ」という少女を紹介してもらいます。カヤは両親を亡くし、莫大な財産とお屋敷と執事を相続したものの、体が弱く寝たきりの状態。

その話を聞いたルフィ達はこの村での船探しを断念。あと、「船長になってやってもいいぜ」というウソップの提案も断ります。

第24話 偽れぬもの

カヤはウソップの「ウソの物語」を聞くのが好きで、執事のクラハドールにウソップに会いたいと頼みます。しかし「ウソップのホラ話は刺激が強い」と、病弱なカヤを心配してクラハドールは聞き入れません。

クラハドールが部屋を出て行ったところにウソップやって来てます。そしていつものようにウソの冒険話をカヤに聞かせるのでした。

1年前にカヤの両親が亡くなってから、ウソップは毎日カヤに会いに来ている。そのおかげでカヤは元気を取り戻し、体調も快方しているようです。

一方、ウソップ海賊団(ピーマン・たまねぎ・にんじん)からその話を聞いたルフィ達はカヤの屋敷へ。

「こんにちはーっ。船くださーい」

(・・・)

「さあ入ろう」と、屋敷に侵入。ウソップと合流します。
カヤに船を頼もうとしたところに侵入者(ルフィ達)の知らせを受けたクラハドールがやってきます。
ウソップは「ウス汚い海賊の息子」と、尊敬する父親を侮辱されたことに怒りクラハドールを殴り飛ばします。

「おれは親父が海賊である事を誇りに思っている!!!勇敢な海の戦士である事を誇りに思っている!!!!」
「おれが海賊の血を引いているその誇りだけは!!偽るわけにはいかねェんだ!!!」
「おれは海賊の息子だ!!!」


ウソップが「勇敢なる海の戦士」に憧れるのは、父親への尊敬の気持ちなのでしょう。

ウソップのウソは伏線?

屋敷でウソップがカヤに話す「巨大な金魚のフンの島」「小人の国」、そしてクラハドールに話す「伝説のモグラ」
このウソの話が伏線回収されているのです。

「巨大な金魚のフンの島」は、巨人族エルバフのドリーとブロギーがかつて上陸したと言うシーンがあります。
「小人の国」はドレスローザの小人族。
「伝説のモグラ」は、扉絵で「伝説の土番長」という巨大なモグラが登場します。

ウソップのウソに注目すると新しい楽しみ方があるので、是非何度も読み返してみて下さい。

第25話 ウソ800

海賊を卑下するクラハドールに怒りが収まらないウソップでしたが、カヤに止められ「もう二度とここへはこねェ!!!」と屋敷を出ていきます。

体調が悪そうなカヤ。クラハドールは自分が屋敷で働くことになった経緯を話し始めます。当時働いていた船でミスを犯し、行き場を無くしたところをカヤの父親に拾われた。カヤは命の恩人の娘だから過剰に心配してしまうとのこと。

カヤはウソップにひどいことを言ったクラハドールを許し、ウソップへの誤解を解こうとしますが、それはやはり聞き入れてもらえませんでした。

ウソップ・ルフィと別行動になったウソップ海賊団の3人とゾロ・ナミ。そこに催眠術師のジャンゴが現れます。催眠術をかける際に自分もかかってしまう憎めない敵キャラです。

そして一人落ち込むウソップのところにルフィが合流。
「ヤソップだろ。お前の父ちゃん」
ヤソップはシャンクスの赤髪海賊の一員です。ルフィは子供の頃に会っているので、ウソップの顔を見て思い出したとのこと。

父親が大海賊団の一員であると知りビックリのウソップですが、なおさら父親を侮辱したクラハドールのことを許せない様子。

そして目線の海岸にはそのクラハドールが!ジャンゴと「お嬢様暗殺計画」を企てているところを目撃します。

第26話 キャプテン・クロの一計

「お嬢様暗殺計画」とは、事故に装いカヤを殺し、遺産を相続するというもの。

しかし他人のクラハドールは相続出来ないため、ジャンゴの催眠術でカヤにクラハドールが相続する遺書を書かせるのです。クラハドールは3年かけて周りの信頼を得て、そんな遺書が残っていてもおかしくない状況を作り上げました。
クラハドールの正体は「キャプテン・クロ」。海賊なのです

海軍から追われる生活に嫌気がさし、子分を自分の身代わりにして政府に捕まえさせ、世間的に「キャプテン・クロ」を抹消。政府から追われることなく大金を手に入れるためにこの計画を思い付いたのです。

この計画を聞いていたルフィとウソップ。
「おいお前ら!!!お嬢様を殺すな」
ルフィのこの一言のせいでクロに見つかってしまいます。

ジャンゴの催眠術で眠らされるルフィ。崖から転落して頭を強打。クロ・ジャンゴ・ウソップは死んだと思っているようですが、ゴムなので無事です。ただ眠っているだけ。

顔を隠して術にかからなかったウソップは、みんなに知らせるため急いで村へ。しかしクロは「あいつがどう騒ごうと無駄なことだ」とウソップを放っておくようです。

「海賊が攻めてくるぞー!!!」と村民に知らせるウソップでしたが、クロの思った通り「無駄」でした。
村民達からすると、これは「ウソップのいつものウソ」。全く信用してもらえません。

一方、海岸のクロの部下達は今まさに村を攻め入る様子。

③巻の感想

まだ3巻なのに「ワンピース」の正体について触れてしまいました。早いかな?と思いましたが、言いたくてしょうがなかったんです。残り100巻以上考察するのに大丈夫かな・・・。

バギー戦が終わり、舞台はウソップの故郷シロップ村に。
まだ「海軍」「七武海」「四皇」「世界政府」などのややこしさがないので読みやすいですね。
冒険と仲間探しが楽しみポイント。「少年ジャンプ」と言った感じです。また、ウソップが登場したことでツッコミ要素が加わり面白さが増しました。へなちょこキャラですが、やる時はやる男!がんばれ!

個人的には「ガイモン」が好きですねー。箱入り息子ですねー。
いずれルフィ達がグランドラインを制したら会いに戻ってきて欲しいです。

以上、3巻のレビューでした。

おしまい

>>【ワンピース熟読レビュー②巻】ペットフード屋のシュシュに涙 (tarocoma.com)

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