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【扶養内パート】いくらまで働ける?損せず働く主婦の扶養内勤務

暮らす
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扶養範囲内で働く主婦の方は多いと思いますが、皆さんはどのくらい扶養について理解出来ていますか?

こまち
こまち

調べれば調べるほど分からなくなるんだよな
損せず働くにはどうしたらいいのか、もっと分かりやすく簡単に教えてくれ!

扶養範囲内勤務について調べると必ず出てくるのが「○○万の壁」です。耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか?
この「壁」がややこしくしてくるんですよね・・・。

私も夫の扶養に入ることになりとにかく調べつくしました!全くの無知の状態から、よくぞここまでの知識を得たなと。
そして、調べてみて分かったことがあります。
それは・・・

全部覚える必要ないじゃんっ!!!

そう。扶養範囲内勤務について調べると、無数の壁で挫折しそうになるのですが、自分に当てはまる壁のことだけ理解しておけば何も難しくないのです!

特に扶養範囲内で働くうえで関係するのは「103万の壁」と「130万の壁」でしょう。今回は分かりやすく解説するのでこの2つの壁だけ覚えて頂けたらOKです。

今回の記事

・そもそも「扶養」ってどういうこと?
・覚える壁は2つで十分
・損せず働くには?

本記事を読むことで扶養の仕組みについて簡単に理解出来ます。今後の働き方の参考になりますので是非最後までお読み下さいね。

タロ
タロ

本記事は扶養範囲内勤務の初心者さん向けです。要点のみまとめているので、さらに詳しく知りたい方は国税庁のHPを参考にして下さい

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そもそも扶養とは

経済的に自立していない親族に対して経済的援助を行い養うこと

これが扶養の定義です。「経済的に自立していない」と言うところがちょっとカチンときますね。他に言い方あるだろと。でもこれはあくまででも経済的な理由です。

扶養範囲内で働くことにより、被扶養者は住民税の免除、所得税・保険料・年金の控除が受けられます。さらに扶養者は「扶養控除」や「配偶者控除」が適用され、税負担が軽減されます。つまり、住民税など給与から引かれる税金額が少なくなるのです。

税金や保険料ってバカにならないですよね。その負担を軽くするのが「扶養範囲内勤務」という仕組みです。
扶養者の勤務先の社会保険や厚生年金に入ることが出来るので、被扶養者の負担も減ります。そのため結婚したら夫の扶養に入ってパート勤めをする主婦が多いのです。
これは助かる!

しかし、残念なことにすべての人が対象になるわけではありません。
では、扶養に入るにはどうしたら良いのでしょうか?詳しく説明します。

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扶養控除を受けるには

タロ
タロ

ここからは分かりやすくするため、扶養している人(扶養者)を「夫」、扶養されている人(被扶養者)を「妻」とします

まずあなたの夫の勤務状況と収入を確認しましょう。
基本的に夫が社会保険と厚生年金に加入していないと扶養は受けられません。国民健康保険・国民年金には「扶養」という考え方はないからです。
そして夫の1年間の所得が1000万円を超えていると「配偶者特別控除」を受けられません。

細かく解説すると色々あるのですが、ここでは大多数の「夫は一般企業の会社員で年収1000万円以下」ということで進めていきます。



次に妻であるあなた。
この後説明する「壁」にもよりますが、「扶養範囲内」という点で考えると、年収が103万円未満であることが重要です。
年収というのは給料明細に記載されている「総支給額」です。所得税などを引かれて振り込まれた金額(手取り)ではないので注意してくださいね。

あと、条件を満たしたからといって自動的に扶養になるわけではありません。提出する書類や住民票などが必要となるので、夫に「勤務先に確認して」と優しくお願いしましょう。

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103万の壁

こまち
こまち

か、かか、壁だ・・・

壁。きました壁が。本来、家や人を守るべきものなのに、、、まあ、こんな混乱を生み出しちゃって。

まず、抑えるべき壁は2種類です!
・税金に関わる壁
・社会保険に関わる壁
ここを細かく解説すると難しくなり混乱してしまうので、皆さんが知りたいであろうことのみ説明します。

・住民税も所得税も払いたくない 夫の社会保険の被扶養者になりたい
 → 年収100万円未満(※住民税は地域によって違うので要確認)

・上記の方で住民税は払う
 → 年収103万円未満

大多数の方が「103万の壁」を意識しているのではないでしょうか?
年収が103万円以上の場合何が起こるかというと、所得税が発生します。もったいないなーと感じるでしょう。

しかし!確定申告すると引かれた所得税が返金されます。これが地味に嬉しい!しかも夫の社会保険の被扶養者であるため、保険料も年金も払わなくて大丈夫。このために年収を103万円未満に抑えるのです。
給料は月額で8.8万円くらいの計算です
私としては、扶養内勤務で意識するのはここまでで十分だと思います。

もし103万円を超えてしまったら

勤務先の事情により予定より多く出勤することもあると思います。

しかし「1円たりとも超えてなるものか!」と、躍起になって計算しなくても大丈夫です。
結論から言うと、103万円を超えても払った所得税は返ってきます。
とは言え全額ではありません。103万円から超えた分にかかる税金が、払った所得税から引かれ、残額が帰ってきます

私も計算ミスで8000円弱オーバーしたことがあるのですが、8000円弱にかかる税金(数百円)が払った所得税から引かれ、結果3万円ちょっと返ってきました。

103万円の壁は、あくまでも払った所得税が全額返ってくるための壁です。

では夫の配偶者控除はどうなるのか。
実は「配偶者特別控除」というのがあります。これは妻の収入が大幅に増えた場合に対する措置です。

詳しくは国税庁HP 配偶者特別控除をご覧いただく他ないのですが、簡単に説明すると妻の所得が扶養範囲の額を超えて配偶者控除の適用が受けられないときでも、妻の所得金額に応じて、一定の所得控除を受けることが出来るという仕組みです。

タロ
タロ

ここを理解しておくと旦那さんとケンカになることもありません。夫婦喧嘩は犬も食べないよ

106万の壁 130万の壁

これらは社会保険に関わる壁です。大まかに言いますと、夫の社会保険上の扶養でいられる年収の目安は、大企業で週20時間以上働くベテランのパートさんは約106万円未満。それ以外の方は130万円未満ですよってことです。
106万円を超えると、条件次第では自身のパート先の社会保険への加入義務が発生します。

※加入条件が2022年10月から拡大されました。
1.労働時間が週20時間以上
2.一か月の賃金が8.8万円以上
3.勤務期間が2か月を超える見込みがある
4.勤務先の従業員が101人以上
5.学生は対象外(例外あり)



130万円を超えると、夫の扶養を外れ、妻自身で国保やパート先の社会保険に加入する必要が出てきます。

社会保険の加入条件は2024年にまた拡大されます。なぜかというと、それもそれでアリだからです。
社会保険に加入すると、保険料が給料から引かれ手取りは減りますが、病気やケガで仕事に就くことが出来なくなった時に手当が貰えたり、将来もらえる年金が増えるなどのメリットがあります。
まだまだ壁はありますが、どの壁を意識するかはあなた次第です。

計算方法

「何月からの給料で計算するの?」ってことですが
1月から12月の給料(手取りではなく総支給額)、つまり12月~11月に働いた分で計算します。
(※総支給額には交通費・賞与等も含まれます)

11月のシフトを提出する前に、現時点での総支給額を計算してみましょう。給料明細に「課税対象累計」という項目がある場合は、そちらが当該支給日時点までに支払われたの給与と賞与の合計になります。

勤務先選びのコツ

扶養内で働くには職場の理解が大事になります。
職場探しの際は、面接時に扶養内勤務で働くことは可能か確認しておく方ことをおすすめします。急に「11月は3日間しか出勤出来ません」と言うと店長さん失神しちゃいますからね。

また、募集要項に「扶養内勤務OK」と記載されている勤務先を選ぶとシフトのトラブルが起こらなくて安心ですね。同じく扶養内勤務で働いている方もいると思うので色々アドバイスをもらえますし、勤務先側も対応に慣れていますので長期で勤務する予定のある方は募集要項をよく確認してください。

ダブルワークは可能か

扶養内でダブルワークで働くことは可能なのでしょうか?
結論から言うと可能です
私もダブルワークで働いています。平日の勤務先と土日祝日の勤務先の2つの勤務先で働いているのですが、両方の勤務先の収入を合算して103万円以下に抑え確定申告したところ、問題なく所得税が返金されました。

扶養内勤務で大事なのは目的に応じた壁の年収額に抑えるということです。
ただ気持ちの切り替えや体力面などの問題がありますので無理のないように気を付けて下さい。

確定申告はアプリで簡単

基本的には、年末調整は一カ所の職場でしか出来ません。
そのため、ダブルワークだと年末調整をしていない職場の給与の申告が必要になります。
また、「扶養控除等(異動)申告書」を提出していないなどの理由で、どちらの職場も年末調整を行っていない場合も確定申告が必要になります。

とは言え、確定申告は難しいですよね。税務署に行くのも面倒。
私はマイナンバーカードを持っているので自宅で行いました。最初は「ややこしい!」と思いましたが、慣れればスムーズに出来ます。

マイナンバーカードを持っていなくても確定申告アプリで行うことも可能です。
入力から申告、提出まで出来るので利用者が増えていますね。書類の作成も出来るので印刷して提出することも出来るので初心者でも簡単です。

今はほとんどの人が自宅で確定申告しています。難しいことはアプリに丸投げしてしまいましょう。

扶養内勤務の要点

税金や保険が関わると難しく感じてしまいますよね。私自身、調べれば調べるほど初めて見聞きする言葉に困惑するばかりでした。それでも順を追って解決していくと以外にも簡単な仕組みだということが分かり、確定申告もすんなり済ませるまでになりました。

まずは家計の状況からどの壁に合わせるのかを考え、そこに合った働き方をするのが一番かとおもいます。

①自分が扶養に該当するか確認する
②「壁」を決める
③大事なのは「手取り」ではなく「総支給額」
④ダブルワークは無理をせず
⑤確定申告は自宅で

なるべく分かりやすく説明するために細かいことは省いています。足りない情報などは国税庁のHPを参考にして下さい。


【出典】令和4年12月27日閲覧
配偶者控除 
配偶者特別控除
パート収入はいくらまで所得税がかからないか

おしまい

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