職場の同僚、友達、親戚など、身近な方の結婚は嬉しく、めでたく、そしてちょっと寂しい、、、特別なイベントの一つですよね。
そして特別な日だからこそ悩むのが服装選び。
結婚式の服装ってマナーが多くて結局何を着たらいいのか分からないよ・・・
確かに結婚式の服装って気を遣いますよね。でも一番意識して頂きたいのは、結婚式・披露宴は新郎新婦が主役だと言うこと。
派手なドレスやヘアメイクで悪目立ちしてしまうとおめでたい1日が台無しです。
そうならないために大事なのが
無難
これにつきます。無難こそが結婚式・披露宴では一番女性を美しく見せるのです!
今回はこのような内容で結婚式の服装選びのポイントをご紹介します。
是非最後まで読んで頂き、おしゃれなだけではなくトラブルのない結婚式コーディネートを完成させて下さいね。
男性ゲストはこちらを参考にして下さい↓
親御様はこちらを参考にして下さい↓
必読!結婚式・披露宴の服装選びのポイント
洋服の色
無論、全身白・黒はNGです。白は花嫁の特権ですし、黒は喪服をイメージさせるため避けて下さい。
バッグやストールなどで差し色を入れると大丈夫という考えもありますが、やはり新郎新婦の親族や職場の人は良く思わないこともあります。陰で「ちょっと、、あの人の服って、、、」って言われないように気を付けましょう。
また、披露宴中にサプライズでスピーチや余興をお願いされることもあります。
白い服で新婦の隣に立った瞬間に張り詰める空気と注がれる白い目線。シャッターを押すに押せないカメラマン。棒立ちの会場責任者。止まるピアノ演奏。
この空気を一変出来るほどの芸を持ち合わせていない限り、やはり避けるべきだと思います。
あと、ベージュ・黄色・シルバーなどの薄く淡い色は会場のライトの加減で白く見えることがありますし、カメラのシャッターでも白く写ることがありますのでご注意ください。
逆に真っ赤だったり真っ青だったり光沢があり派手すぎる色もNGです。ボルドーやネイビーなど落ち着いた色を選びましょう。
デザイン
露出が高い服装もNGです。胸元が見えすぎたり、肩や足の露出が多いものも控えましょう。会場内ではストールを羽織ったり、暑い場合は風通しの良いレース素材のものを選ぶと良いですね。
ストッキングの着用も必須!。色は素肌に近いベージュ色。黒タイツや網タイツはお祝いの場には相応しくないとされています。
最近よく見られるパンツドレスやスーツ。これらはスカートより格下に見られる場合もあるので「親族の結婚式」「格式の高い結婚式」では避けましょう。
華やかなセレモニースーツはOKです。
着物の場合はお仕度の時間も考慮しなくてはいけません。
着付けとヘアメイクで2時間ほどかかります。着替えて帰る場合は、着物をたたむ作業もありますし、夏は暑く冬は雪などで足元が大変です。
美容室を利用する場合は時間に余裕をもって予約をしましょう。
披露宴に彩を添えてくれる着物は新郎新婦はもちろん、親族の方も喜んでくれます。
「平服で大丈夫です」といった披露宴も増えていますが、平服というのは正礼装ほどかしこまった服装をしなくて大丈夫という意味で、普段着ではありません。
基本的にはワンピースなどで、和装なら訪問着や付け下げを選びましょう。
靴
靴選びですが、つま先が出るサンダル・ミュール・オープントゥはカジュアルな印象を与えるためNGです。パンプスが無難!
最後に服・靴・小物類すべてに共通することですが、アニマル柄や皮革・ファー素材のものは殺生を連想させるためNGです。合皮やフェイクファーも避けるほうがBUNAN!
じゃあ生きてる動物ならいいのか?
・・・ダメだろ
ヘアスタイル
ショートカットでもアイロンで整えたりヘアアクセサリーを着けるなど手を加えるのがマナーです。
ダウンスタイルはテーブルマナーの面でもふさわしくありません。
ハーフアップはOKですが、ロングの人はまとめ髪の方が良いですね。
新婦より目立ってしまうようなボリュームのあるヘアスタイルも避けましょう。この後同伴出勤でもNGです。
ヘアアクセサリーですが、カジュアルすぎるものは避け、花嫁の特権である大ぶりの花モチーフのもの(生花は特に)・ティアラはNGです。
最近はSNSでも人気の編みおろしスタイルにする人が多いですね。
メイク
メイクについてですが、無論、派手すぎるメイクはNGです。
つけまつげの重ね付け・濃いチーク・キラキラのラメラメは控えて下さい。
メイク直しで席を離れ過ぎると式の進行に影響を及ぼす可能性があります。
なぜなら、新郎新婦はゲストの皆さんに楽しんでもらうために、サプライズや余興など様々な演出を用意している場合があるからです。サプライズのお相手が席にいないと進行がストップしてしまいます。
なるべく席で楽しむために下地やパウダーでくずれにくいメイクに仕上げるのも大事です。
感動的な場面も多数あるので、「私泣いちゃうかも」って方はウォータープルーフのマスカラやアイライナーを使いましょう。
美容室でヘアメイクをしてもらうという場合は式場近くの美容室がおすすめです。結婚式場から遠いと髪がほどけたり乱れたりしてしまいます。雨や風の強い日はなおさら。実際そういう方がすごく多いです。
美容室が入っている式場やホテルですと、料金は多少割高ですがセットが崩れた際にきれいに直してくれます。
じゃあこっちも直してよ!ちょっとくらいいいじゃん!と思われるでしょう。でも、基本的には他店の美容室でセットした場合はお直しの対応は受けないところがほとんどです。
それは美容師さんには技術料が発生するからです。「ちょっとのお直し」にも料金が発生するのです。
ご理解のほどよろしくお願い致します。
小物選びのコツ
バッグやアクセサリーにもマナーがあります。
ビジューがたくさんついたキラキラした派手なものは避けましょう。カメラのフラッシュが反射して写真写りに影響が出てしまいます。
おすすめはパールです。ただ、ブラックパールはお葬式を連想するのでNGでお願いします。
小ぶりなダイヤなどのネックレス、華奢なデザインのアクセサリーを選ぶと良いでしょう。
バッグはサテン地などの華やかなパーティーバッグがおすすめです。服がシンプルでもパーティーバッグを合わせることでグッと品が出ます。
おしゃれ上級者は小物で遊ぶ。なんかで誰かが言ってました。
ブランドロゴの目立つ小物はNG!、、、とまでは言いませんが避けたほうが良いでしょう。
「何自慢?」「レセプションパーティーではない」「シャネルが歩いてる」となります。
全部ぢどりの心の声
最後に時計。これが微妙なところで、、マナーとしては時計の着用はNGなんです。
時計をチラチラ見ると「つまらないのかな」「帰りたいのかな」と悪印象を与えてしまいます。
あなたのことを新郎新婦が気になっちゃってしょうがない。
でも私としては時計はありかなーと思います。頻繁に時間を確認しなければ。ギラギラでなければ。
文字盤がカメラのフラッシュに反射しないようにだけお気を付けください。
実際にあった服装トラブル
披露宴中によく見かける服装トラブルは会場内では解決出来ないことがほとんどです。
シミやほつれの応急処置は出来ますが、デザインや素材を変えることは出来ません。フィナーレまでの長時間を心配事なく過ごすため、後悔しないためのポイントをご紹介します。
座りジワ
良く見かけるのが「座りジワ」です。目立つシワが出来ると、席を立った時や帰りの際に人に見られてちょっと恥ずかしいですよね。
披露宴は大体2~3時間ほど。シワが出来るには十分な時間。
シワが出来やすい素材は、天然素材だと綿・麻、化学素材だとレーヨン・キュプラが有名です。
ポリエステルなどはシワになりにくいとされていますが、長時間座っているとやはり出来てしまうことも。サテンもシワになると取れづらいし光沢がある分目立ってしまいます。
私のおすすめはレースです。シワにならない上に、1年中使えるし上品で高見えします。裏地がしっかりしたものを選ぶとさらに良いでしょう。
素材は季節感も大事です。春夏はレースやシフォン、秋冬はコットンやベロアがありますが、やっぱりレースを選んでおくと間違いないです。
ただ、レースは椅子やアクセサリーに引っかかる恐れがあるので気をつけましょうね。
どんな素材でも、座るときにピンっと生地を伸ばして座ることでシワを防げるので気にしてみてください。
あと、女性ならではの悩みとして下着のラインです。
薄すぎたり透け感のある素材だと下着のラインが出やすいです。ラインの出ない下着やカップ付きのインナーを着用するのも対策の一つですね。
事前に着用して、座る・しゃがむ・かがむ・ブーケをキャッチするなど色んな態勢で問題がないかチェックしておきましょう。
デザイン
よく見かけるのがスカート丈です。
タイトスカートで多いのですが、立っていると膝丈でも座っているとどんどん裾が上がってミニスカートになってしまう現象。恥ずかしいからとハンカチで隠すとホステスさんの出来上がりです。
「あの子接客中?」となってしまうのは避けたいところ。
屋外で階段を使ったフラワーシャワー等のセレモニーがある式場では風で広がるスカートにも注意が必要です。友人ゲストは大体階段の上になります。カメラマンは階段下から降りてくる新郎新婦を写すので、風でスカートがめくれると写り込む可能性も・・・。
今はムービーで撮る方も多いので気をつけましょう。
ひらひらの袖は食事の邪魔ですし、ひもがあるデザインは引っかかったりほどけてしまったりと色々ストレスの素に。なるべくなら避けたいところです。
自分では気づかないトラブルって結構多いよね
小物
よくよくあることなのですが、ありすぎることなのですが、小物は飲み物を倒します。
特にロングネックレスやブレスレットは注意。席を立つ際にかがんでネックレスがワイングラスに引っかかって倒れたり、ゆるめのブレスレットがシャンパングラスを巻き込んだりと。
こぼれた飲み物はスタッフが対応しますが、服にかかってしまうと大惨事です。
立食のパーティー以外では避けるほうが無難です。
あと、靴にストーンや金具が付いている場合はストッキングに引っかかって伝線しないように気をつけましょう。
「困った」解消グッズ
上記以外にも結婚式では様々なトラブルがおきます。
私も「~ありますか?」とよく声をかけられるのですが、ポケットに入っているのはティッシュと栓抜きくらいです。
もちろん、お時間を頂けるのでしたらある程度のことには対応できます。ただ、薬や充電器など対応出来ない場合もあるので、ご自身でお持ち頂いたほうが確実かと思います。
いざという時のため、あると便利なお役立ちグッズはこれだ!!
・ストッキング ・生理用品 ・化粧ポーチ ・防寒具 ・ヘアスプレー ・ヘアピン ・充電器 ・薬 ・絆創膏 ・ハンカチ ・ティッシュ ・ウェットティッシュ ・アルコールスプレー ・マスク ・つまようじ ・染み抜き ・安全ピン ・バッグハンガー ・静電気防止スプレー
これらはサブバッグに入れて会場に持ち込むといざという時に便利です。
ちなみにサブバッグも華やかでパーティーにふさわしいデザインのものを選ぶようにしましょう。
紙や布・ビニールのもの、ブランドロゴの目立つバッグも避けるほうが良いです。
もしくはクロークに預けて必要な時に取り出すのもOKです。その際はバッグのデザインは自由で大丈夫です。
移動用の靴や折り畳みの傘があると帰りの際に助かりますね。
是非参考にしてみてください。
レンタルで用意する
着る機会が多くねぇもんに高い金は払いたくねぇ
確かに。
結婚式用の服を買っても一生のうち何度も着るわけではありません。とは言え、結婚式の度に同じ服を着るのも抵抗がありますよね。
そんな方にはレンタルがおすすめ!
今は専用サイトでおしゃれなドレスをリーズナブルにレンタルすることが可能です。サイズも豊富ですし、周りとかぶる可能性が低いのがレンタルの魅力。
クリーニングも不要ですし、タンスの肥やしになる心配もありません。結婚式の度に違うドレスを着れるのでおしゃれが楽しくなりますね。
年齢によって着たいデザインが変わるから購入しても二度と着ない服って多いんだよね。レンタルならそんな心配なし!
レンタルドレスについてはこちらの記事を参考にして下さい
>>【結婚式のお呼ばれ】みんなに選ばれるレンタルドレスサイト6選
まとめ
色々書きましたが、大事なのは主役は新郎新婦であり、2人を祝福する気持ちを持つということです。
今は友人と少数の親族のみのカジュアルな披露宴も多いので気にし過ぎる必要もないのかもしれません。
でも、2人のために時間をかけて支度をしたということが目に見えて分かると新郎新婦も喜んでくれますし、マナーが守られてる身だしなみは内面から女性を美しくしてくれると私は思います。
これは結婚式に限ったことではありません。
どんな場所にもマナーとルールがあります。それは周りに対する気遣いでもあります。普段から身だしなみや言葉遣いを気を付けてみて下さい。
主役を引き立たせることが自分を美しくみせる。
だから無難が大事なんです。
おしまい
>>友人の結婚式のスーツは何でもいい?知らないと恥!服装のマナー