季節は秋。山や海は美味しいものであふれ、暑さも和らぎ、どこかに旅に出掛けたくなるこの季節。
あなたはどこに行きますか?
私のおすすめは石川県一択!!
京都?北海道?
いや!!
石川県一択です!!!
石川県って金沢が有名だろ?じゃあ金沢旅行でいいじゃねえか。それに「秋」にこだわる理由は何だ?
確かに石川県と言うと「兼六園」や「ひがし茶屋街」など、有名な観光地は金沢市にあります。しかし、私が秋に石川県に行こうとしたそもそもの理由は観光地巡りではありません。私のお目当ては秋にしかお目にかかれない「ある味覚」を満喫するため。
ではなぜ能登なのか。
私は無駄な行動が嫌いなので、どこで何をするにもとにかく調べつくします。石川県についても徹底的に調べ上げ、結果・・・石川県の魅力は能登半島にある!ということにたどり着き今回の旅行を計画したのです。
金沢市も行ったけどね
そう!金沢市も最高でした!!
ですが・・・今回は私のお目当てと、能登の魅力をお伝えしたいと思いますので、秋旅に金沢市を考えてる方は是非、この記事を参考に能登半島まで足を延ばしてみて下さい。
ドライブの準備
まず、「自家用車で行くよ」って方以外は事前にレンタカーを予約しておきましょう。
石川県には「のと里山海道」という、金沢と能登半島を直結する自動車専用道路があります。もともとは有料道路でしたが現在は無料!
景色も良くかなり快適なので、長時間の運転に抵抗がある方も楽しいドライブになると思います。ペーパードライバーの私でも運転出来ました。
もともと有料道路だったので速度も60~80㎞で運転可能です。
もはや、無料の高速道路!
あとはお日様が出ることを祈って準備完了です。
千里浜なぎさドライブウェイ~洞窟風呂の宿 百楽荘
私が実際に旅した順に紹介します。
ちなみに私は仙台発なので、小松空港が出発地点です。有名な金沢駅を見れなくて残念でした。
千里浜なぎさドライブウェイ
日本で唯一砂浜をドライブ出来る海岸です。無料。
千里浜の砂はきめが細かく、砂の一粒一粒が海水を含んでいるため砂が引き締まって硬くなっているので車で走行することが出来ます。ただ、白くてサラサラしている砂は水分を含んでいないためタイヤが埋まってしまうことがあるので気を付けて下さい。
海岸に標識があったり、観光バスも走ってます。
自転車やバイクも走行可能です。
全長は約8㎞。波が高くなると車での走行が出来なくなるのでご注意下さい。
風が強い日は車に砂が入り込むかも。心配な方はレンタカーがおすすめです
能登半島九十九湾 洞窟風呂の宿 百楽荘
九十九湾に面している満足度120%の旅館です。ご飯最高、景色最高、温泉最高、そして釣り!
今回は2泊するので、退屈しないよう釣りが出来るプランで申し込みました。
そしてこれが大正解!!旅館で釣りってなかなかないないですよね。子供も大人も楽しめる素敵なお宿でした。
お部屋からは九十九湾が見渡せます。
エレベーターで地下へ
冒険の予感!!
この洞窟は77歳の職人さんが手彫りで3年の年月をかけて完成させたそうです。一体誰がどんな気持ちで77歳の職人さんに「手彫りで掘れ」って言いだしたのか分かりませんが。
私ならごねて10年以上はかかる。ごねるのに3年使う。
釣り桟橋
リゾートに出ます。ここで釣りをします。釣り道具は一式レンタル可能なので手ぶらで大丈夫。
浴衣でOKなので温泉入った後に着替える必要ないのが嬉しいです。釣った魚は料理して食事に出してもらえますので夕飯前に釣り上げちゃいましょう。
釣りに興味ない方はお散歩するだけでも。朝は気持ちいいですし夜はライトアップされるのでライトに集まる大型のお魚を見るのも楽しいです。
画像はありませんが、夜はCAVE BARというお酒を提供してくれるスペースがオープンします。
私の釣りの成果は、、、
でっかいアジ!!大格闘して釣りあげたアジ。アジにあんな力があるなんて。
でもバケツに入れりゃこっちのもの。
バケツに入れりゃ猫のもの。油断は禁物だ
小さいのは素揚げ。大きいのはお刺身。どちらもとっても美味しかったです!
百楽荘は温泉も素晴らしい!!
海洋深層水の「展望風呂」と「洞窟風呂」の2種類あり、時間で男女入れ替わりです。
幸寿し本店~青の洞窟
石川旅行2日目はついにこの旅のお目当ての「ある味覚」を堪能します。
秋と言えど11月の北陸の朝は少し肌寒い。しかし、テレビではちょうどこの「ある味覚」の漁が解禁したと放送されていました。
分かる方はもうこの「ある味覚」が何なのか気付いたかと思います。
絶品!幸寿し本店
百楽荘から少し移動して、七尾市にある「幸寿し 本店」さんにお昼ご飯食べに行きました。
ただ単にお寿司を食べに来たわけではありません。これこそ私のお目当て!!
香箱ガニ
の、軍艦!
が、食べたかった!!!!
噂には聞いていました。とんでもなく美味しいカニがあると。しかも期間限定で。石川県に。
香箱ガニとは11月6日~12月29日までの2か月に満たない漁期でしか食べることの出来ないズワイガニの雌です。甲箱ガニとも呼ばれます。
オレンジ色の未成熟卵「内子」、カニみそ、茶色の粒状の卵「外子」が甲羅の中にたっぷり入っていて小さいながらも味は極上!
そんなプレミア蟹を食べるために選んだのがすし王国能登七尾の幸すし本店さんでした。
店内はテーブル席が2つとカウンターが10席。金額はおまかせ10貫3000円と12貫3500円のみ。気に入ったネタはおかわり出来ます。
シャリは小ぶりでネタは能登のネタが多い印象。この日はちょうど香箱ガニの解禁日ということで、無事に今回の旅のお目当てを堪能出来ました。
幸寿しさんはとにかくすごい仕事してます。なのにこの料金、、、。
ただ、最高なのですが1つだけ困ったことが。
他のお寿司屋さんで満足出来なくなった!
どこでどんなお寿司を食べても思い出すのは幸寿しさんの味。それはきっと今後も変わることなく、幸寿司しさんが私の人生最高のお寿司屋さんであり続けることは変わらないでしょう。
日本三大パワースポット 青の洞窟
続いて訪れたのは珠洲岬にある「青の洞窟」
長野県(分杭峠)、山梨県(富士山)と並ぶ日本三大パワースポットの一つ。ここは世界的にも珍しい地形で自然界のパワーが集中しているとのこと。
近くには有名な「ランプの宿」があり、このランプの宿周辺が聖域の岬と呼ばれる能登半島の先端にあたります。聖域の岬付近で汲んだ水は100年経っても腐らないとか。
そんな珠洲岬には、絶景を見渡せる「空中展望台スカイバード」と遊歩道の先にある「青の洞窟」があります。両エリアとも有料です。
ちょっと高いかなーって感じるかもしれませんが、観光ってその繰り返しなのでね。文句は言いっこなしでお願いします。
入場料を払ってゲートを進むと空中展望台があり、展望台から空中に歩道が9.5mほど延びています。日本海を見渡せる景色は絶景!
そして遊歩道を進むと小さな入江があり、その先のトンネルを抜けると青の洞窟にたどり着きます。
人工的な青!「青の洞窟」に偽りなし!
誰が自然の青って言いました?そういうのは沖縄さんにまかせてるんで。ってことなのでしょう。まあ、スポットライトの青に勝る青はないしね。雨でも槍でも青。ずっと安定の青を拝めます。
波打ち際の白い石はお持ち帰りOKです。一人一つです。入場料の元を取ろうと欲張らないで下さいね。
青の洞窟の情報はランプの宿の公式HPから確認出来ます。
ランプの宿
兼六園~ひがし茶屋街
石川県旅行3日目(最終日)は観光地巡りです。石川県の魅力は能登にあり!とかなんとか言ってましたが、せっかく来たので金沢は行っちゃいますよね。
兼六園
帰りの飛行機の時間があるので少し急ぎ足。
紅葉真っ盛りで見ごたえ満載!さすが日本三大名園!!加賀百万石!!!
平日だったのでそこまで混んでなく、時間がないわりにはゆっくり見て周ることが出来ました。来て正解です。
ここはね、もう有名過ぎてどんな紹介しても今更感が出ちゃうのではしょります。東京タワー紹介するのと一緒ですからね。
とにかく石川県来たら寄っとこってとこです。
公式HPに丸投げした・・・
ひがし茶屋街
こちらも観光地としては超有名です。
タイムスリップしたような街並みが素敵ですよね。たくさんのお土産屋さんや飲食店、そして有名な「金箔ソフトクリーム」を食べれるお店などがあります。
人気のお店は平日でも行列が出来ますので、時間に余裕をもって訪れましょう。
私は旅の記念に輪島塗の夫婦箸を購入。お土産を買うと旅も終わりという気持ちになります。
これにて石川県旅行はおしまい。
空港に向かう途中に大雨になり、雷で飛行機が飛ばなくなったりと最後の最後にバタバタしましたが、それも思い出の一つ!
むしろ半日ずれてたら金沢観光出来なかったので、そこはプラス思考で。
石川県旅行の感想
本当に楽しかった石川県。コロナさえなければ毎年訪れてました。
秋の石川県の良さが伝わったでしょうか?特に香箱ガニは是非召し上がってみてください!一度食べたら毎年食べたくなるほど、絶対にハマりますよ!!
ただし、漁の解禁日は海の状況によって変更になる場合もあります。なので、事前の確認をお勧めします。
私にとっての旅行の楽しみは「その土地の季節のものを食べる」ことです。それって日本人ならではの贅沢だと思うんです。なので旅行はもっぱら国内。
まだまだ行きたい場所、食べたいものがいっぱい!
石川県も今回断念した観光スポットがまだありますし、違う季節に訪れたらまた違った楽しみ方があると思います。
なのでこれからも私は旅先の検索に燃え続けます!日本全国調べつくすぞ!!
おしまい
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