ゴミ箱を開けた時に漂ってくる生ゴミ臭・・・嫌ですよね。
キッチンに立った時、急な来客が来た時。消臭スプレーで一時的に消しても根本的な対策にはならず、すぐにまた臭いが・・・。
この悪臭の原因は雑菌によるものです。雑菌が繁殖する原因は「温度」「水分」「栄養(生ゴミ)」。そのため、気温の上がる5月くらいから臭いは強くなり生ゴミ臭VS人間との戦いが始まるのです。
おれはあの臭い嫌いじゃねぇな
共存という考え方もあると思う
では、臭いを発生させないためには具体的にどのようにしたら良いのか。
簡単に説明すると、よく水を切って新聞紙に包み、ゴミの日まで冷凍庫に入れておく。
Oh・・・冷凍庫に生ゴミを??
私はこの方法に抵抗があるので、他の方法はないかと参考資料を漁りました。
今回は、私が調べ上げ実践している生ゴミ臭の対策方法をご紹介します!是非、夏本番前に試してみて下さいね。
習慣化することで悪臭とおさらば出来る方法が盛り沢山です!最後までお読み頂き、空気の綺麗な夏を過ごしましょう!!
生ゴミの臭いの原因
生ゴミから発生する悪臭の原因は増殖した雑菌やカビです。
雑菌は生ゴミを餌にして増殖するのですが、生ゴミを分解する際に有害物質を発生させます。これが悪臭の原因。
雑菌が活発になるのは3つの条件がそろった時です。その条件とは「栄養(生ゴミ)」「水分」「温度」。
雑菌は、栄養となる有機物が豊富な生ゴミを餌に、湿度の高い場所で繁殖し、温度の高い環境で活発になります。
さらに、酸素が少ない環境下でも活発化するため、生ゴミを入れた袋やゴミ箱の中は雑菌が増えやすく悪臭の原因となってしまうのです。
だから気温の上がる時期は臭いがきつくなるんだね
つまり、臭いを出さない為には生ゴミに対しこの条件を揃わせなければいいということ!
では、具体的にその方法を解説しますね。
生ゴミの臭い対策
悪臭対策は雑菌の繁殖を防ぎ、活発化させないことが大事です。ご家庭で簡単に出来るので、是非参考にして下さい。
生ゴミの水気をしっかり切る
雑菌の繁殖を防ぐため水をしっかりと切りましょう。三角コーナーを使っている場合は水切りネットを付けるのがおすすめです。ビニールの水切りゴミ袋もありますが、水の切れ具合がネットに比べると落ちてしまいます。
さらに、水切りネットは生ゴミ処理以外にも、大根おろしなどの水分を絞る際にも使えます。他にも、大根の下茹での際にネットにお米を入れて一緒に茹でると片付けが簡単。何役もこなせるのでとても便利ですね。
あと、牛乳パックに入れて捨てるという方法もあります。水気を切った後に牛乳パックに入れて口をしっかり閉じることで水分や臭いが漏れるのを防げます。
新聞紙を活用する
水気を切ったら新聞紙に包むとさらに効果があります。新聞紙は水分を吸収してくれるだけでなく消臭効果も期待できるので生ゴミを捨てるのにとても有効的です。
でも新聞とってないからなー
古新聞もらえるところってないのかな?
今はデジタル化で新聞をとらない人が増えています。新聞紙は掃除や梱包にも使えるのであると結構便利なんですよね。
私は、新聞屋さんや新聞をとっているカフェやレストラン、あとは実家からもらっています。
「引っ越しで使うので譲って頂けませんか?」とお願いすると結構すんなり譲ってもらえます。
さらに、ゴミ箱の底に新聞紙を敷いておくと新聞紙がゴミ箱内の湿気を吸収してくれます。湿度が高いと雑菌が繁殖してしまうのでゴミ箱内の湿度を下げるのも重要!
重曹・クエン酸を使う
掃除にも活躍する重曹とクエン酸。実は生ゴミの臭い対策のも使えるんです。
・重曹
腐った食材は酸性に変化するので、アルカリ性である重曹を振りかけることで中和させることが出来ます。ただ、全体に振りかけるのは難しいので「やらないよりはマシ」くらいに思っておいて下さい。
・クエン酸
生ゴミの悪臭には肉や魚などアルカリ性の臭いもあります。それらには酸性のクエン酸で中和させるのが効果的です。スプレーボトルに水で薄めたクエン酸水を作りスプレーするだけでOK!
コーヒーのカス、緑茶の出がらしで消臭
コーヒーを抽出した後のカスや緑茶に含まれるカテキンには消臭効果があると言われています。
灰皿にコーヒーのカスを入れていたり、畳の掃除に出がらしを巻くのも消臭効果があるためです。
天日干しやフライパンで炒って乾燥させ、生ゴミに混ぜて消臭しましょう。
本来捨てるものでも有効活用出来る方法が色々あるんだね
冷凍庫に入れる
出だしに「私は嫌だ」と言った冷凍。生ゴミとは言えゴミはゴミなので、食材と一緒に入れるのはやはり抵抗があります。
しかし、冷凍した方がいい生ゴミもあるんです。それは、カニ・エビの殻、魚の皮や内臓!!
経験した方は分かると思いますが、これらはすぐに悪臭が発生する上、すっごく臭い!!我が家では「食べるのはゴミの日の前日」というルールを作りました。
それでも翌日の朝には悪臭がするので悩みの一つなんですよね。
それを解決してくれるのが冷凍庫です。
凍らせてしまえば雑菌は繁殖しませんし臭いも出ません。今のところ確実な方法ですね。
とは言え、やはり抵抗があるという方は生ゴミ専用のケースを用意し、ゴミの日まではそれに保管しておくと良いでしょう。
食品との接触を防いでくれます。ご家族が間違って食べないよう気を付けて下さい。
そんなやついねぇよ
便利消臭アイテム
さらに生ゴミを臭わせないために便利な消臭アイテムを活用しましょう。
ドラッグストアで購入出来るものでも、ネットでまとめ買いした方がお得に購入出来ることがあります。是非参考にして下さい。
消臭袋
絶対に使って頂きたいのが消臭袋です!
生ゴミをポリ袋やレジ袋に入れて捨てている方も多いと思いますが、それらは臭いが漏れやすい上に破けてしまう心配もあります。
もしゴミ袋の底に穴が空いていた場合、生ゴミの水分がゴミ箱や床に広がる恐れが・・・。私は絶対にそれを阻止したいので専用の消臭袋を使用しています。
消臭袋はドラッグストアや100円ショップでも購入出来ますが、私がおすすめする消臭袋はハウスホールドジャパンの臭いブロック袋!!
他の製品との違いは臭いを通さない5層構造!特殊フィルムで臭い漏れを超強力ブロックしてくれます。
使ってみると、袋の厚さが他製品と段違いで破れの心配もありませんし、大きさも十分なので余裕をもって口を縛ることが出来ます。
お値段が高めなのですが、赤ちゃんや介護用のオムツにも使えるので臭いでお悩みの方は是非使ってみて下さい。
ペット用もありますよ。
ペット用の方が高い・・・
すみません
雑食だから臭いのは当然だ
消臭スプレー
日常使いしたいのが消臭スプレー。一時的ですがすぐに臭いを消してくれるので常備しておくべき消臭アイテムですね。
消臭スプレーには「バイオタイプ」と「マスキングタイプ」があります。
・バイオタイプ
臭いの元に直接働きかけ雑菌の繁殖を抑える
・マスキングタイプ
臭いを化学物質で覆い消臭する
消臭効果が高いのはバイオタイプですが、マスキングタイプに比べるとやや高価な印象。臭いの強くなる季節だけバイオタイプという使い分けがおすすめです。
バイオタイプのおすすめ消臭スプレー。生ゴミにスプレーして数分すると臭いが分解されて悪臭を消してくれます。習慣化したい消臭アイテムです。
マスキングタイプのおすすめ消臭スプレー。マスキングタイプの人気NO.1製品です。人気の理由は消臭効果!即効性があるので急な来客でも安心です。
生ゴミ処理機
毎日出る生ゴミをコンパクトに処理することが出来るのが生ゴミ処理機の魅力。
熱風を当てて生ゴミを乾燥させるため、臭いや虫の発生を防ぐことが出来ます。乾燥させた生ゴミは肥料になるので家庭菜園をされてる方に嬉しいですね。
高価なイメージがある生ゴミ処理機ですが、製品によっては自治体から助成金が出ることも!
東京都ですと、一世帯につき1台の生ゴミ処理機本体の購入費用2万円が上限となっています。気になる方はお住まいの市区町村の窓口へ問い合わせてみましょう。
ランキングで常に上位に入る人気の製品です。容量も大きく処理時間が短いのが魅力。
人気の1番の理由は処理中の臭いの少なさです。生ゴミ処理機は独特の臭いが気になるのですが、こちらの製品は脱臭機能付きで嫌な臭いも魚などから出る臭い移りもほとんどしません。
こちらはコンパクトで卓上に置けるサイズの生ゴミ処理機です。処理時間がかかるのが難点ですが、音が静かで操作が簡単なのが魅力。こまめに処理したい方におすすめです。
正しく処理して臭いとサヨナラ
生ゴミの嫌な臭い対策についてご紹介しました。
なかなか100%消臭するのは難しいですが、少しの工夫で臭いを削減させることは出来ます。まずは、雑菌が繁殖しないようにすることが大事!
「水をよく切る」「温度の上がる場所にゴミ箱を置かない」この2点だけでも試してみてはいかがでしょうか?
あとは、生ゴミを減らすことも重要です。
なぜなら、生ゴミは衛生的にも環境にもよくないから。使い切れず残してしまった食材や、気付いたら傷んで捨ててしまった食材はありませんか?
食材を効率よく消費するためには、食材の管理も大事です。正しく保存することでフードロスにもつながるので、食材の保存方法についても是非考えてみて下さいね。
お家を臭いのない快適な環境にしましょう!
おしまい
食材の保存方法についてはこちらの記事でご紹介しております
>>肉も野菜も鮮度そのまま美味しさUP?まとめ買い食材の保存方法