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【親族紹介】挨拶・順番・親族の呼び方は?進行役スタッフが解決

結婚式
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結婚式当日に両家を紹介する「親族紹介」。
一般的には親族の代表である父親(母親の場合もあり)が、お相手の親族に自身の親族を紹介するのですが、改めて自身の親族を紹介するというのは意外と難しい!!

父親
父親

順番や呼び方はどうしたらいいんだろう?

母親
母親

紹介だけじゃなく挨拶も入れた方がいいのかしら?

いざ紹介する側になると分からないことがたくさんありますよね。
現に、親族紹介の説明をする際、悩みや疑問を抱えている親御様はたくさんいらっしゃいます。

今回は、長年親族紹介の進行役を務めてきた私が、親族紹介についての「よくある疑問」にお答えします!緊張するシーンではありますが、事前に準備しておけば難しいことではありません。

今回の記事

・親族紹介の基本知識
 場所、タイミング
・親族紹介の流れ
 順番、呼び方
・こんな時どうしたらいいの?
 Q&A

最後まで読むことで安心して当日を迎えられる知識が身に付きます。是非参考にして下さいね。

タロ
タロ

親族紹介は親族のお付き合いのスタート
一緒に頑張ろう!

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親族紹介の基本知識

新郎新婦が結婚により夫婦・家族となるように、両家同志も親族・家族となります。そのため両家が良いお付き合いをしていくために行われるのが「親族紹介」です。必ずしも行う必要はありませんが、末永く良い関係を築いていくため大切なことです。

時間は、人数や紹介の仕方にもよりますが、ご両家合わせて30人ほどでしたらおよそ15分くらいで済みます。

親族紹介は正装で行いますので、開始時間の30分前には皆様お支度を整えておくようにして下さい。

おめでたい日ですので、「終わる」「切れる」「別れる」といった忌み言葉は使わないようにしましょう。

紹介に入る親族には招待状と一緒に親族紹介の時間が書かれた案内が同封されます。

親族紹介の案内状 例文
タロ
タロ

案内状は新郎新婦が用意するけど、忘れてしまうことも・・・
事前に内容や参加者の確認をしておくと安心だね

場所は?

親族控室で行うのが一般的ですが、人数が多い場合は使用していない会場を使う場合もあります。
また、新郎新婦が同席する場合は動線の関係で新郎新婦の控室の近くのお部屋で行います。

また、控室が両家別室の場合はどちらかのお部屋で行いますので、控室を親族紹介に使っても大丈夫なよう、荷物や着替えなどで散らかさないように気を付けましょう。

親族控室がない会場の場合はチャペルや神殿で行うことも。その際は準備の関係で来場時間が早まるかもしれません。時間に余裕をもって来場して下さい。

タイミングは?

基本的には挙式・披露宴の前に行います。しかし、当日の進行プログラムや新郎新婦の特別な要望があれば挙式と披露宴の間に行うことも。
当日のスケジュールはスタッフから案内がありますが、新郎新婦のお仕度の状況で時間が変更になる場合もありますのでご注意下さい。

また、親族だけの披露宴の場合は宴中に行うことも可能です。
その場合は整列しませんので、相手の親族が分かりやすいように、紹介された親族はその場で起立して一礼するようにしましょう。

進行は誰がするの?

会場スタッフが進行することが多いです。
ですが、基本的に親族の紹介は親族の代表者であるお父様が行います。お父様がいない場合はお母さまや親族の年長者、または親族の代表の立場にある方が紹介しましょう。

もしうまく紹介する自信がない場合は「自己紹介」というかたちもあります。親族が自身で名前と続柄を紹介する方法です。その際は、事前に親族にその旨を伝えておくと良いでしょう。

他にも進行スタッフに頼む方法も。
出席者のフルネームと新郎新婦との続柄を紹介順に説明し、間違いのないようにお伝えください。

こまち
こまち

色んな方法があるんだな
緊張しいのぢどり父も安心だ

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親族紹介の流れ

それでは具体的な流れを説明します。
代表者様も親族の皆様も緊張されますので、なるべく和やかに取り行えるよう硬くならずに!リラックス!

1.進行役より始まりの挨拶
まずは皆様ご整列して頂き、進行スタッフより始まりの挨拶をします。
※起立した状態で行う場合、お体の不自由な方は着席した状態でも問題ありません。

2.新郎家の紹介
進行役より、親族の紹介を代表者様に振ります。
※一般的には新郎側から紹介するのですが、婿入りや要望により新婦側から紹介する場合もあります。

3.新婦家の紹介
新郎家と同様、進行役から親族の代表者に振ります。

4.結びの挨拶
進行役より親族紹介の結びの挨拶を述べる。

・急に紹介を始めるよりも、一言挨拶を入れたほうが丁寧な印象になります
(例)「本日はご多用の中お集まり頂き誠にありがとうございます。新郎の父、○○と申します。何卒よろしくお願いいたします。それでは、これより△△家の紹介をさせて頂きます」

・紹介の際に簡単なエピソードを加えるとGOOD!
(例)「現在は秋田に住んでいます」「まもなく第一子が誕生します」

・紹介が終わったら結びの挨拶を
(例)「△△家の紹介は以上となります。今後とも幾久しくお願い致します」

紹介の順番

新郎(新婦)から見て続柄の近い順に紹介します。
1親等にあたる両親が最初(父→母)

2親等にあたる兄弟(年長者順)
兄弟が結婚している場合は配偶者も(お子さんがいる場合は一緒に)紹介します。
新郎(新婦)の兄弟が姉妹の場合、配偶者である夫を先に紹介する方もいらっしゃるのですが、基本的には新郎(新婦)の兄弟を紹介してから配偶者を紹介します。

③同じく2親等にあたる祖父(祖母)
父方の祖父・祖母が先で、続いて母方の祖父・祖母となります。

3親等にあたる父方の親族→母方の親族(どちらも年長者順)
ご家族がいる場合は配偶者と子供も一緒に紹介しましょう。
※3親等とは甥・姪・祖父母の両親・叔父(伯父)・叔母(伯母)です。しかし、甥・姪に関しては兄弟の家族ですので兄弟と一緒に紹介しても構いません。

親族の呼び方

こまち
こまち

これが一番悩むとこだ
しっかり覚えろよ

新郎(新婦)から見た続柄で呼びます。
・母親→新郎(新婦)の母
・兄弟→新郎(新婦)の兄・姉・弟・妹
・祖父母→新郎(新婦)の父方(母方)の祖父(祖母)
・叔父(叔母)→新郎(新婦)の父方の叔父(叔母)※伯父・伯母も同様
・いとこ→新郎(新婦)の父方(母方)のいとこ

・兄弟に配偶者・子供がいる場合
「新郎(新婦)の兄の○○です。その妻○○、子供(長男、長女など)の○○です」というように世帯単位で紹介する。

・叔父(叔母)に兄弟がいる場合
「続いて年長者順に紹介します」と伝えてから紹介すると叔父(叔母)の兄弟関係が分かりやすくなる。
※「私(代表者)の兄になります○○です」と紹介される方もいるのですが、その場合も「新郎(新婦)の叔父(叔母)」というのを付け加えるようにしましょう。
(例)「私の兄になります。新郎(新婦)の父方の叔父○○です」

親族を呼ぶときは年長者であっても「~さん」という敬称は使わず、「新郎の叔父○○です」と呼ぶ。

当日の主役は新郎新婦ですので、お二人から見た続柄を意識するように気を付けて下さい。

タロ
タロ

不安な場合はメモ書きを用意しておくといいよ
紹介するときにカンペとして読んでも問題なし!

親族のマナー

着席で行う場合、紹介された親族はその場で起立して礼をするようにしましょう。
自身でも「○○です。よろしくお願いいたします。」と言うとさらに良いです。

余裕がありましたら、新郎(新婦)との簡単なエピソードを加えてみて下さい。場が和みますし、親族間の関係も深まります。
(例)
「新郎(新婦)とは子供の頃から兄弟のように育ちました」
「よく勉強を教えてもらってました」

親族間の仲の良さが伝わるエピソードだと相手の親族も安心するのでおすすめです!

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こんな時どうしたいいの?

よくある質問や疑問をまとめましたので参考にして下さい

親族について

Q
急遽親族が欠席に。紹介はどうしたいいの?
A

親族紹介に出席する予定だった場合は、全員を紹介した後に追加で紹介しましょう。
(例)「新郎(新婦)の祖父○○がいるのですが、本日は体調不良で欠席とさせて頂きます。」
※欠席の理由が言いにくいことであっても体調不良とお伝えして問題ありません。

Q
親族が多い。全員紹介しなければいけないの?
A

全員でなくても構いませんが、なるべく3等身にあたる親族までは紹介した方が良いです。
親族紹介に入らない親族は、紹介中は別室でお待ち頂くことになります。
親族紹介は欠席するが、挙式・披露宴には出席する場合は一言加えても良いでしょう。
(例)「新郎(新婦)のいとこ家族もいるのですが、人数の関係で親族紹介は欠席させて頂きます。挙式・披露宴には列席しますので宜しくお願い致します。」

Q
複雑な続柄の場合は何て紹介したらいいの?
A

続柄は細かく紹介しなくても大丈夫です。複雑な場合は「親戚」で問題ありません。

Q
どの続柄まで紹介するの?
A

親族のどの範囲までというのは特に決まっていません。ですが、両家で人数に差が出過ぎないようにする必要があります。そのため事前に両家で相談しておきましょう。
もし人数差がでるようでしたら、親族紹介に出席する人数だけでも調整した方が良いかもしれまません。

親について

Q
新郎(新婦)の両親が離婚している場合は?
A

親権のない親が親族紹介に出席するかは新郎・新婦次第です。離婚後も関係が良好で、親族間でも問題ないようでしたら出席しても構いません。ただ、基本的に紹介は親権のある親が行います。紹介する際の肩書は「父(母)」のままで大丈夫です。離婚していることはおそらくお相手の両親・親族も承知していると思いますので、改めて説明する必要はありません。

Q
新郎(新婦)の両親が離婚しており、再婚相手がいる場合は?
A

両親の再婚相手が親族紹介に出席するかは非常にデリケートな問題です。新郎・新婦の要望があれば出席しても構いません。例えば、新郎(新婦)が小さい頃から一緒に暮らしていたり、親族との関係が良好であれば問題ありません。

Q
紹介は父親がしなければいけないの?
A

お父様が紹介するのが一般的ではありますが、事情にもよります。
例えば、お父様の体調がすぐれなかったり、お父様が婿に入っているなど。このような場合はお母様が紹介しても問題ありません。

事前準備で当日も安心

私の経験からお話しますと、親族紹介で緊張しない親御様は本当に少数です。親族紹介の直前まで無口になったり、そわそわして落ち着かない、何度もお手洗いに立つなど・・・。
安心して下さい!皆さん一緒です。

また、普段は呼びなれてる親族でも、直前になって名前が出てこなくなるということも良くあります。女性の親族だと結婚して苗字がかわったり、普段愛称で呼んでいるため本名が出てこないというのはあるあるですね。

そのため、今回の記事を参考にして事前に準備されることをおすすめします。

親族紹介というと堅苦しく感じるかもしれませんが、基本的には親族同士の親睦の場です。間違えたり名前を忘れたからと言って両家にひびが入るわけではありません。
難しくとらえずにリラックスして臨みましょう!




おしまい


結婚式・披露宴での親御様の一日の流れはご存じですか?
よろしければこちらも参考にして下さい
>>挨拶回りだけじゃない!結婚式での親の役目と当日のスケジュール